Concur FUSION 2018 弊社セールスマネージャーが見た所感【後編】

Concur Travelと旅行会社の関係

前編では海外出張手配のオンライン化は存在感が増しているという点において論じてきました。

後編では、Concur Travelと旅行会社がより連携強化されはじめている点に絞り、どのような効果を企業にもたらすのか、解説していきたいと思います。

Concur Travelのような海外出張手配のオンライン化が進むと旅行会社が要らなくなる、と理解されている方がおりますが、それは間違いです。

海外航空券には「予約」と「発券」という工程が存在し、「予約」についてはConcur Travelで代替できますが、「発券」の工程は法令上旅行会社の取扱いが必要になります。したがいまして、Concur Travelで代替できるのは「予約工程」のみであり、企業様にとっては引き続き発券代理店となる旅行会社を選定しておく必要があります。

では、Concur Travelはどの旅行会社でも取り扱いが可能なのか?

という点ですが、実はConcur Travelと連携出来る代理店は限られています。
Concur Travelの運用代理店数は年々増加傾向にありますがまだまだ豊富とは言えない状況です。今お使いの旅行会社がConcur Travelの運用代理店になっているとは限りません。
そのため、Concur Travel導入を進める企業様の多くは旅行会社選定も同じタイミングで実施しています。

Concur Travelと連携する旅行会社によってサービスは全く異なる

Concur Travelに対応可能であれば旅行会社のサービスはどこも同じなのでしょうか。

実はこれもまったく違います。

今年のFUSIONには旅行会社の出展が過去最多でありましたが、その一つ一つの旅行会社によってサービスは異なります。
サービスの違いの例として、例えば以下がございます。


ケース① 最適価格への予約誘導
<旅行会社A>
Concur Travelから予約された内容をモニタリングし、もしセルフ予約した内容が最適価格でない場合は
最適価格を利用した予約に誘導してくれるサービスを設けている。
<旅行会社B>
セルフ予約した内容の一切をチェックせず、完全にユーザーの自己責任にしている。

ケース② 発券期限の管理
<旅行会社C>
Concur Travelから予約された内容は航空会社が設定する発券期限まで発券を猶予し、
期限が迫り次第ユーザーに確認のもと、発券を実施する。
<旅行会社D>
予約後、即時発券をする。

上記のように、一つ一つのサービスは異なるため、
・どの旅行会社を採用するか
・どのようなサービスを適用するか
によってユーザビリティや利用率、描いたコスト削減等の結果は大きく異なってきます。

単にConcur Travelと連携していると言っても、連携様式の範囲や深さは旅行会社によってバラバラです。Concur Travelを導入するのと同時にきちんと旅行会社のサービスを見比べたり、交渉したり、選定をしていかないと、思い描いた効果を得られなくなってしまいます。

どうデザインしていくかが大事

機械は決して万能ではありません。Concur Travelも同じです。

Concur Travelは改革の一助になるツールではありますが、きちんとシステム設計をし、体制などをデザインしていかないとその真価は発揮できず、思った効果は得られません。Concur Travelの良し悪しを理解し、足りない点は旅行会社が適用する「ヒト」のサービスで補う事も必要な場面があります。

要はConcur Travelだけでなく、その周辺サービスをどうデザインしていくかが大事であり、そのデザインが結果を大きく左右していくということになります。

最後に、弊社はコンサルティングという客観的な立場で企業様の現状を分析し、最適な出張管理体制を構築していく事が事業の本分です。Concur Travelをご検討中の企業様には専用のサービスもご用意しておりますので、お気軽にご相談ください。


トラベルコンサルティング事業部
シニアコンサルタント 兼 セールスマネージャー
西ヶ花 竜希

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